Excelで表示されるエラーを隠すために、IFERROR関数を使うことは多くあります。しかし、シート内の異常を知らせるために、エラーを隠さないほうがいいこともあります。「エラーは最初から隠しておく」のではなく、状況を見極めて使いましょう。 ルール 35 IFERROR関数を使うのは本当に必要なときだけ エラーを隠さないほうが異常を迅速に伝えられる 必要かどうかはシートを使う状況で変わる IFERROR(イフ・エラー)関数は、数式のエラーを隠すために使います。中でも「#VALUE!」や「#DIV/0!」を消すために使うことが多いでしょう。表にエラーが表示されていると、「集計がまともにできていない」印象を与えかねません。そうした見た目の悪さを解消するための関数、ともいえます。 以下は、ある文具店における1日の売上一覧です。商品ごとの販売実績などが並んでいますが、どの列でIFERROR関数が使わ