今年にはTD-LTE対応のスマートフォンも登場 今後の予定としては、前述のとおりに今年2月にソフトバンクがサービスをスタート。その時点では、東京・大阪・名古屋・福岡・札幌の一部地域に限られるが、2012年度末までには政令指定都市で99%、全国で92%の人口カバー率を実現する。基地局設置にはウィルコムが持つ設備を活用。実際にウィルコムの基地局と共用するタイプのアンテナも説明会会場に展示されていた。 さらに2012年内にはAXGPを利用できるスマートフォンも登場予定だ。スマートフォン自体はソフトバンクモバイルからのリリースとなるため詳細には触れられなかったが、バッテリーの節約のため、普段はAXGPでのみ接続しておき、音声の着信があればそのことをAXGP網で端末に通知して、3Gで接続する「CSフォールバック」と呼ばれる技術も導入する予定とのことだ。 なお、ソフトバンク以外のMVNO事業者によるサ
マイクロセルで都心部の過密なトラフィックをさばく ウィルコム時代のノウハウを活用 この状況で強味となるのが、AXGPのマイクロセル対応だ。現在スマホによって発生しているトラフィックは完全に都市部が中心。さらに渋谷というごく狭いエリアを切り取っても、1/3のエリアで90%のトラフィックが集中している状態だという。 これまでの携帯電話で一般的な技術では、1つの基地局で広いエリアをカバーするため、多くのユーザーで周波数という限られた資源を共有しなければならない。しかし、マイクロセルが前提となっているAXGPでは、1つの基地局が狭い範囲だけをカバーするため、周波数をより効率的に利用できる。 一方、マイクロセルでは複数の基地局から飛んでくる電波が重なる場所で干渉による問題が発生しやすい。しかし、Wireless City Planningの前身となるウィルコムはPHSでマイクロセルに長らく取り組んで
ソフトバンクグループのWireless City Planning社は、ウィルコムの「XGP」をベースに高度化した高速データ通信サービス「AXGP」(Andvanced XGP)について、メディア向けに説明会を開催。実際に都心部で通信しているデモを実演した。 AXGPによるサービスは、一般ユーザー向けにはソフトバンクモバイルの「SoftBank 4G」が最初となる(2月開始予定)。ネットワーク自体のスペックは下り最大110Mbps/上り最大15Mbps。ただし、当初リリースされる端末はチップセットの性能などから、下り最大76Mbpsとなる。 今回のデモではバスに乗った状態で、東京駅周辺を移動しつつ通信を行なった。最速を記録したのは東京駅八重洲口すぐ近くのエリアで、FTPによるファイル転送において実測最大60Mbps以上を確認した。
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