米Amazon.com(以下、Amazon)の「Kindle Fire」、なかなか“食えない”製品である。一見すると、Amazonが擁する電子書籍端末の名を冠した紛れもないAndroidベースのタブレットだ(写真1)。だが知れば知るほど「電子書籍端末でもAndroidタブレットでもない、別ジャンルの製品」と感じるようになる――。 筆者は2011年11月下旬、Amazonが米国で出荷したばかりのAndroid端末、Kindle Fireを入手した。出荷前後から米国での人気は高く、タブレット市場で一人勝ち状態の「iPad」シリーズを脅かす存在になりつつあるという(関連記事:北米モバイルアプリ開発者、最も関心を寄せるAndroidタブレットは「Kindle Fire」 )。7インチ液晶を備える手頃な大きさのきょう体にデュアルコアのCPUを搭載しており、基本的なスペックはiPadシリーズや最新のA
写真1●6型のE Ink電子ペーパーディスプレイ(フロントライト付き)を採用しWi-Fi通信に対応した電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」 総合ショッピングサイトAmazon.co.jpを運営するアマゾン ジャパン(以下、アマゾン)は2012年10月24日、電子書籍リーダー「Kindle」シリーズの国内向け4モデルの予約を開始したことや、日本向けの電子コンテンツ販売サイト「Kindle ストア」を25日にオープンすることなどを発表した。 発売する端末は、6型のE Ink電子ペーパーディスプレイ(フロントライト付き)を採用しWi-Fi通信に対応した電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」(写真1)と、Wi-Fiに加えて3G通信にも対応した「Kindle Paperwhite Wi-Fi + 3G」、Androidベースの7インチタブレット端末「Kindle F
普通の米国人が期待するのはAndroidじゃなくてKindle Fire:Android? なにそれ。これ、Kindleでしょ(2/2 ページ) 流通の高い品質がメーカーとしての高い信頼に 一方で、自分でKindle Fireを購入したのではなく、ギフトとして贈られたユーザーも少なくない。彼らに、ギフトとして入手していなかったら、Kindle FireとiPadシリーズのどちらを購入したか質問してみると、全員が、Kindle Fireを購入すると答えた。理由は、圧倒的な低価格と、使い勝手のいいサイズだ。iPadをメインで使用している女性もやはり、「iPadを持っていなかったらKindle Fireを購入するわ」と答えている。 取材したKindle Fireユーザーに「Kindle Fireと同じ価格で、機能もほとんと同じだが、名の知られていないメーカーの製品があったら、購入を検討するか」と
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