先週は「SUSHI」「柔道」といった例をご呈示しながら、何故日本は「デファクト・スタンダード」をとれないまま、海外市場での商機を逃しているのかということについて議論を進めてきました。今回はこういった実例を踏まえた上で、日本企業が取り得る世界戦略を考えてみたいと思います。 唐突ですが、ここ最近報道等で喧しい「事業仕分け」について、皆さんはどう思われますか? 戦略の見えない「事業仕分け」 ノーベル賞受賞者まで巻き込み、かつテレビニュースのややセンセーショナルな映像もこれあり、「事業仕分け」については感情的な対応が目立つような気がします。 例えば、ノーベル賞受賞者のお歴々が声明を出しています。全文を引用してみましょう。 資源のない我が国が未来を持つためには、「科学技術創造立国」と「知的存在感ある国」こそが目指すべき目標でなければならない。この目標を実現するために、苦しい財政事情の中でも、学術と科
![もっともっと「仕分け」をしましょう:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)