職場に、ものすごく空気の読めない男がいる。 話はつまらない、声は小さい、自分の失敗を認めない、なんかじめじめしている・・・。 プライベートで空気が読めないだけなら構わないのだが、仕事でも、読めない。 本人は論理的に喋っているつもりなのだろうが、たまに、その論理の前提が間違っていることがある。 また、本来論理とは、自らの誤謬も客観的に判断できるようにするという「安全装置」が組み込まれていなければならないとおもうのだが、それが欠落している。 なにせ、自分の論理は絶対で、間違いを認めないのだから。 そして、人の仕事に口を挟む。 役に立たないアドバイスを押し付けて、仕事をした気になっているのだろうか。 以前その男が、「行間を読む」行為を非難していたことがあった。 たしかに、論文や学術書などでは行間を読む必要もないし、行間をすべて言語化するのが著者の義務であるから、一面では同意できる。 だが、小説や