『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本』が4月に24日に発売された。 書いた人として、本の解説というか、どういうものか紹介しておく。 本の内容 明治娯楽物語を紹介するついでに文章を引用し、当時の文化も考慮に入れつつ、当該書籍に書かれていない部分も補足しながら、色々なこと解釈していくといった構成になっている。主に紹介しているのは、明治娯楽物語とその移り変り、そして明治人の考え方である。 明治娯楽物語は超巨大な分野であり、その全貌が分るというものではないのだけれど、だいたいの形はつかめ、その一部には詳しくなれるっていう感じになっている。明治娯楽物語の分野にメチャ詳しい人が読んでも、ひとつくらいは知らない事実なんてものがあるかもしれない。 わりと変った書き方をしているので、最初面喰うかもしれないけど、読んでるうち
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