ギリシャ政府は銃を頭に突きつけ、引き金を引くよう求められている――著書「21世紀の資本」で知られるフランスのトマ・ピケティ氏ら財政緊縮政策に批判的な経済学者ら5人が7日、ドイツのメルケル首相にギリシャの債務減免を求める公開書簡を出した。 書簡に署名したのはピケティ氏のほか、中道左派のシュレーダー前政権時代の初期にドイツ財務省次官を務めたハイナー・フラスベク氏や米国の大学教授ら。 書簡は「ギリシャに債務問題を生み出す役割を果たしたのは腐敗や税逃れ、歴代政府の財務政策だ」とする一方、「欧州がギリシャに強いている緊縮政策」を厳しく批判。「(緊縮を基本とする)政策は、1929~33年以来見たこともなかった大恐慌をもたらしただけだ」と主張した。 また、「欧州が1950年代、… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお