おかしいんですよね、頭がいい人が集まっているプロジェクトのハズなのに、まるでハルヒの夏休みのように元に戻ってしまう。とうとうわたしも二次元の世界と行き来できるようになったんだ、なんて妄想は1ミリもしなかったけれど。 スコープの対象はこれこれですね、と資料をわざわざ印刷して目の前に置いてペンでマークを付けているのに次のミーティングでは違うようなこと言われたり。ドキュメントはこのように作成するといいと思いますよと、やっぱり紙に図を書き込んで可視化してもちょっと違ったものが次に出てくるのは一体誰の仕業なのかしらん。やっぱりわたしは宇宙人や未来人と話をしているのかもしれない。 そのタスクのすり合わせを初めて3週間が経っていたのは納期を設定してあって、それが気になっていたからで。専門家としては、一旦は手離れさせておかないとプロジェクトとして拙いと認識してたからで。最初は情報収集の打ち合わせから始まっ