ポルトガルのリスボンにある現代美術館、 CAM(Centro de Arte Moderna Gulbenkian)の改修に伴い、 原デザイン研究所がサイン計画を担当しました。 曲線構造が特徴的な建築は、建築家の隈研吾氏によるもので、 建築と自然が歴史ある街の中で融合し溶け合うよう、 日本家屋の「縁側」に着想を得て設計されています。 そんな建築の曲線的な文脈を取り入れ、 鈍角に折り曲げた形状に設計したサインは、 平時は環境に溶け込みながらも、 必要が生じれば、情報への注意を誘発するとともに、 進行方向をより明快に示します。 また、経年変化した鉄のような色合いで統一することで、 存在感を残しつつ、室内にも、庭園にも溶け込み、 内と外の疎通をより高めます。 AD: Kenya Hara D: Kenya Hara, Hana Yazaki, Natsu Kobayashi, Wataru Sa