間口は広く、切り方もかなり多彩に成り得るのですが、取り敢えず10作に絞ってみました。……それを名目に好きな小説を並べてみた感もあるのですが、まあセレクションが古臭いは禁句で一つどうぞ。 超人 「理解」(テッド・チャン、『あなたの人生の物語』所有) 『人間以上』(シオドア・スタージョン) 上は拡張された認識による戦闘描写の極地の一つ。ロミオ作品の戦闘描写への物差しとして最適です。 下は超人でありながら人としての出来そこないたちが集合し起こりうる何かを書いています。参考までに。 認識の進化 『果しなき流れの果に』(小松左京) 途端、意識と認知が縦方向に引き延ばされる。 事象は縦割り。 時間は交差する非論理の流れだと知る。 俺はハシゴをよじのぼっていく。 高く、どこまでも高く。 山よりも空よりも高く、宇宙よりも時間よりも上… そこからは、万物が見えた。 (Moon【ミラクル大冒険】より) ……か