日本社会を支えているはずのサラリーマンは昨今、蔑ろにされすぎではないかと思う。僕は、この大型連休もテニスサークルの合宿で休んだ学生バイトの穴埋めの休日出勤で終わってしまった。管理職を理由に手当はない。取引先に迷惑をかけるわけにもいかない。課長という立場を利用して同僚や部下を休日出勤させようとしたが、彼らは全員申し合わせたように電波の圏外にいたので、結局、僕が休みを返上することになったのだ。こんなサービス残業・休日出勤に従ずるサラリーマンは、一昔前なら愛社精神あふれる模範的社員と賞賛されたのだが、現代では会社に飼い慣らされた社畜と各方面から揶揄される。つらい。 会社に頼らないで生きていけるような優秀な人が「残業自慢、社畜自慢はチラシの裏だけにしておきたまえ。それはただのマネジメント能力の欠如だ。みっともない」と言ってくるのもよく分からない。会社に縛られないワークスタイル。フリーな働き方。そう