6月18日、政府は対面で携帯電話を契約する際に必要な本人確認の方法として、マイナンバーカードなどに搭載されているICチップの読み取りを事業者に義務付けることを決定したが、それに対してSNSユーザーから批判が噴出している。 すでにマイナンバーカードと健康保険証の一体化は決定されている。現行の健康保険証は2024年12月2日に廃止され、それ以降はマイナンバーカードが「マイナ保険証」として利用されることになる。マイナンバーカードによる政府の国民管理は進む一方だ。 フランス哲学者の福田肇氏は「実はG7の中でも、マイナンバーカードのような国民ID番号(身分証明書)と、健康保険証を一体化させている国は日本だけ」と指摘する。なぜなのかーー。 マイナンバーは個人を管理し、自由を拘束する権力の現れである 権力、とりわけ「生の権力」は、「住民・人口」という〝マッス〟(かたまり)を対象とする。 しかし、集合その