前回に引き続き、大胆な色変換でも自然に仕上げるためのテクニックを解説。被写体は前回の人工物からチューリップなどの自然物になっているが、「光を読む」といった原則は共通している。自然物の色変換ならではの注意点やコツを紹介していく。 自然物の色変換に現れる突発的な難問を解決する方法 今回は、連載第19回です。引き続き、色変換を行なった後に発生しがちな「違和感」や「トラブル」をいかに「退治」していくか、を中心にお話していきたいと思っております。 今回は、「自然物編」です。自然物でも、前回お伝えした原則は、全てそのまま使えます。『自らの「写真的眼力」や「光を読む技術」を頼りに「もし実際この場所に、この色の被写体が存在していたら、この部分はこの色みで写るわけないかも…」という想像に従って、細かく各部分の「色調整のトライ&エラー」をする』という大原則にも変わりはありません。 では、何が違うのか? 一言で