ベストセラー「幸せになる勇気−−自己啓発の源流『アドラー』の教え2」(ダイヤモンド社、1620円)の著者・岸見一郎さんと、長編小説「マチネの終わりに」(毎日新聞出版、1836円)を上梓(じょうし)したばかりの作家・平野啓一郎さん。哲学と小説。方法は違えど、どちらの本も愛を正面から問うている。いま、愛について考える意味は何なのか?【構成・毎日新聞出版/柳悠美】
![マチネの終わりに:平野啓一郎×岸見一郎 「いま、愛について考えることの意味」 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7b1a62275913a2dc277305d0b5820ff3aff8ba3f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2016%2F05%2F10%2F20160510mog00m040003000p%2F9.jpg%3F1)
あぁやっと、いろんなことにやる気がまた、出てきた。 大丈夫よ、大丈夫よと笑っても、やっぱり全然だいじょうぶじゃない。ひとりは寂しいし、どうやっても裏切りは悲しいし、決まっているはずと思っていた将来がすっぽりとすべて居なくなってしまうのは、何ともいえないやりきれなさがある。 荷物をまとめて、新潟の実家へ。新潟の実家から、少しの荷物を持って、東京へ。 今月末には、もう少し大きめの荷物を持って、オーストラリアへ、もう一度旅へ。 やっと出られそう。やっと、次へ。 7月の下旬に日本に帰ってきて、本当は8月にすぐに、また旅に出るつもりだった。けれどお別れの話が出たから、きっとパスポートが変わるから、名前が、住所が、何もかもが。もう一度また変わるはずだからと、話し合いをして、引っ越しをして、合間に仕事をして、取材をして本を書いて 夏が秋になって、秋が冬の気配を少しずつ含んでゆくのをじっと見ていた。 締め
6年間の「人間活動」を終えて、戻ってきた宇多田ヒカルさんの新しいアルバム「Fantôme」を聴きました。私はもともと彼女の熱心なファン、というわけではないのですが、このアルバムに関しては、とても素晴らしいと思いましたし、強く心を揺さぶられました。 それは、「花束を君に」という曲だけでなく、他にも、明らかにお母様の死が影響を与えているなという曲があったためです。私は、2013年に母を亡くしており、曲のいくつかが「ほんとうによくわかる」と思いました。 もうひとつ共通点があり、母親の死と前後するようにお子さんが生まれていることです。母を看取る時に、私のお腹の中には次男がいました。宇多田さんは「SONGS」(NHKの歌番組、2016年9月放映)という番組で、「母の死後、もし子どもが産まれていなかったら、また歌おうという気になれなかったかもしれない」というような趣旨のことを言っていました。死と生の両
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