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  • ことばのセンス・オブ・ワンダー/倉本さおり

    野矢茂樹『入門!論理学』 白川静『漢字百話』 廣野由美子『批評理論入門 『フランケンシュタイン』解剖講義』 例えばスマホの予測変換に頼っていると、扱う語彙は限定され、どんどん厚みを失っていく。結果、ディスプレイにぺらっぺらの文章が表示されていて愕然とすることがある。そうした際の処方箋となってくれるのがこの三冊だ。脈々とつらなることばを自分で汲み出す喜びや手触りを、読み返すたびに思い出させてくれる。 ヨコ書きの内容をタテ書きにしてみる。そんな外的な要因が、文章の性格までドラマティックに変えてしまうという興味深い事実をまるごと一冊で体現したユニークなが『入門!論理学』。書のような「記号」論理学の指南書は一般的にヨコ書きで記される。なのに、タテ書きを採用することで形としての記号(数学の教科書の「命題と証明」といった項目に出てくるアレ)を一切使わず、あくまで生活に即した表現を適宜ユーモラスに取

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