22日午前3時37分ごろ、愛知県蒲郡市内の東海道新幹線上り線路上で、夜間作業中の保守用車両2台が衝突し、いずれも脱線した。自走できなくなった保守用車両の撤去などの復旧作業は長引き、東海道新幹線は浜松―名古屋間で始発から運転見合わせが続いた。JR東海は同日夕、同日中の全面運転再開を断念、同日夜に23日始発から通常のダイヤ通りの運転再開をめざす方針を明らかにした。 保守用車両脱線で油漏れ、作業に手間取る JR東海によると、この事故で、保守用車両の運転手ら男性作業員2人が頭や足などにけがを負った。 事故を起こしたのは線路のバラスト(砕石)を突き固めたり、運搬したりする保守用車両。停止中の1台に後続車が追突し、2台とも脱線した。現場では油漏れも確認されたため復旧作業に手間取った。 浜松―名古屋間は始発から運転は見合わせとなり、山陽区間への直通運転は中止となった。東京駅では、すべての「のぞみ」と「ひ