原価は1杯につき50円といわれる「立ち食いそば」。おいしいそばの定番である小麦粉を2割混ぜた『二八そば』の真逆、小麦粉8割の『八二そば』(原価30円)と業者の作った濃縮たれ(原価20円)で作った一杯のかけそばを250~300円で売る。ならば、どんな人でも儲けられるのかといえば、そうはいかない。立ち食いそばの収益構造と、安くて美味しい立ち食いそば店を見つけるコツについて、ジャーナリストの鵜飼克郎氏が解説する。 * * * 1杯あたり原価50円と言われる立ち食いそばだが、大衆食文化に詳しいライターの松浦達也氏は「店としては、かけそばばかり頼まれると商売にならないはず」と指摘する。 「すべてのファストフードに共通しますが、家賃、人件費、光熱費などランニングコストを考えると、いかに利益率の高いサイドメニューを食べてもらうかがポイントとなる」 そこで登場するのが、かき揚げやエビ天、コロッケ、イカ天と
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