【ワシントン=佐々木類】米海軍は15日、東日本大震災で起きた原子力発電所の爆発とそれに伴う放射能漏れを受け、救援活動に向かっていた艦船3隻の派遣先を本州東岸沖から日本海側に変更したと発表した。 この艦船は、強襲揚陸艦エセックス、揚陸艦ハーパーズ・フェリー、同ジャーマンタウンの3隻。変更理由については「放射線と航行の安全確保のため」とし、救援活動は予定通り行うと述べた。 これとは別に、米海軍は同日、神奈川県横須賀、厚木両基地の兵士とその家族に対し、屋外に出ることを控え、屋内でエアコンや換気扇を使わないよう呼びかけた。 横須賀基地で、福島第1原発の爆発で漏れたとみられる低レベル放射性物質が確認されたための措置。米軍準機関紙スターズ・アンド・ストライプス(電子版)によると、横須賀基地で補給中の原子力空母ジョージ・ワシントンで放射能レベルを測定した結果、通常以上の上昇を検知した。 基地では健康に影