米ニューヨークで、新型コロナウイルスワクチン接種の義務化に抗議する人々(2021年8月25日撮影)。(c)Angela WEISS / AFP 【9月10日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は9日、新型コロナウイルス対策として、国内の約1億人に対しワクチン接種や定期検査を義務付ける一連の措置を発表した。民間企業の多くや政府機関、医療機関の従業員が対象となる。 米政府は今のところ、これまで他国の一部で講じられてきたような全国レベルでの強制措置は検討していないが、国内で猛威を振るう変異株「デルタ株」対策としてバイデン政権が新たに打ち出した「6本柱」から成る計画は、これまでで最も厳格なものとなる。 連邦政府機関の職員と請負業者は、全員がワクチン接種を義務付けられる。政府職員は現在、ワクチン接種か定期検査のどちらかを受ける必要があるが、新規定ではワクチン接種がほぼ完全に義務化