1月の地下水モニタリング調査で201地点のうち72地点で高い数値の有害物質が出た豊洲市場。現在、再調査を実施中だ 1月14日に公表された、豊洲市場の地下水モニタリング調査結果。そこで出た異常値によって、いよいよ移転に黄信号がともった感もあるが、現在、移転賛成派の猛烈な巻き返し作戦が展開中なのだという。 そのトホホな中身と、小池都知事が出した“ある決断”とは…!? * * * 1月の地下水モニタリング調査で、環境基準を大きく上回る有害物質が検出された豊洲市場。 発がん性物質としても知られるベンゼンが基準値の79倍、さらには毒性の強いヒ素、シアンまでもが検出された異常事態を受け、1月末から再調査がスタートしている。豊洲移転の可否を決める、最終的な判断材料にするためだ。 だが、都知事周辺からは「すでに豊洲移転はなくなった」という声がしきりだ。知事のブレーンのひとりが言う。 「再調査でまた悪いデー