自分のブログ記事を、あとで読み返すと陰鬱とした気分になるよ。真面目な文章を書けば、客観性を欠いているし、気楽な文章を書けば、卑屈な自意識が行間から滲み出てる。 それでも書いてしまうのは快楽だから。書いてる間はとっても楽しい。自分の紡ぐ言葉が最高に愉快で、まるで粘土を一心不乱にこねる幼稚園児のようにワクワクしてる。あふれ出るヨダレで口の周りはいつもベタベタ。服の袖は湿っているし、指もびしょびしょ。5.5インチのディスプレイは、拭いても拭いてもヨダレのシミがついて、その跡が消える暇もないよ。 photo by vpickering そこまで夢中になってるから、記事がいっぽん書き上がればノータイムで投稿。躊躇も推敲もなく、一秒でも早く投稿ボタンを押したくてたまらない。まるで、まるで、自慰をおぼえてしまった猿みたいに。 でも、そんな環境で育った文章は、やっぱりどこか屈折してる。心の内側にめり込んだ