後藤健二さんのジャーナリスト仲間らは、事態を受け入れられない様子で「最悪の結果」を嘆いた。 ヨルダンでともに取材したフォトジャーナリスト豊田直巳さん(58)は「言葉もない。何で…」と絶句した。映像投稿は、「きっと解放されるはずだ」と、帰国後の後藤さんの入院先について仲間と相談していた矢先。感情を押し殺したような声で「どこか、信じたくない気持ちがある」と漏らした。 約20年前、出会ったばかりなのに「先輩」と呼んでくれた後藤さんの力になろうと、アラビア語で解放を呼び掛けるなどしてきた豊田さん。「救出できず申し訳なかった」とわびつつ、「日本政府は本当に助ける気があったのか」と憤った。 「残念で仕方がない」。友人からの連絡で映像を把握した常岡浩介さん(45)は「『助けられたはずだ』『何とかできたのでは』との思いが頭の中を回っている」と、気持ちが整理できない様子。後藤さんについて、「シリアで、