三菱自動車の燃費データ改ざん不正問題が、Jリーグの強豪2クラブに飛び火した。日産自動車と三菱自動車は12日、日産傘下で三菱自動車の再建を目指す資本業務提携で基本合意した。これにより三菱自を親会社とする浦和と日産を親会社とする横浜の間で、Jリーグ規約第25条の「Jリーグの株主」の条項などに抵触する可能性が出てきた。このままの株主構成では浦和と横浜がJで並び立つことができなくなるかもしれない。 ともにJリーグがスタートした93年からのメンバーで優勝経験もある強豪が問題に直面した。三菱自動車の燃費データ改ざん不正を受け、この日、日産傘下に三菱自が入ることで基本合意。横浜の親会社である日産(出資比率74・59%)の傘下に、浦和の親会社三菱自(同50・625%)が加わるという資本関係ができあがる見込みとなった。 同一リーグで戦うライバルが日産傘下の同じ枠組みに入ることになる。これはJリーグ規約第25