うちの猫の中でも一番のあまえん坊で、さみしん坊。 それがきなこだ。 きなこは、一日の大半を僕の膝の上で過ごす。 降ろしても降ろしても、そのたびにきなこは僕の膝の上に飛び乗ってくる。 僕がいないときは、嫁や子供達の膝の上に乗っていたりもするけど、僕が帰ってくると、きなこも僕の膝の上に帰ってくる。 僕が寝る時は、だいたい僕の布団の中に潜り込んでくるか、首の上で一緒に寝る。 僕は寝相が悪い方なので、潰さないように寝るのが大変だ。 眠りが浅くなって寝不足にもなるが、可愛いから許す。 時には、手にじゃれついてきたり 僕の作業を邪魔しにきたりもする。 僕は、そんなきなこが大好きだった。 そんなきなこはいま、僕の膝の上にはいない。 2日前の昼過ぎに、死んだ。 別れは突然に それは僕と嫁が新しく買ったボードゲームで遊んでいる時のこと。 いつも僕の膝の上にいるきなこが、窓際に座ってぼーっとしている。 「まあ
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