「社会に開かれた教育課程」は未来に何を残せるか コミュニティ・スクールと「社会に開かれた教育課程」 日本大学教授 佐藤晴雄 (『新教育ライブラリ Premier』Vol.1 2020年5月) 学校に求められる社会の激しい変化への対応 (1)「社会に開かれた教育課程」は学校経営にも関わる理念である 「社会に開かれた教育課程」は、教育課程の改善に留まる考え方ではありません。それは、地域の教育資源の活用や社会教育との連携によって、「学校教育を学校内に閉じずに、その目指すところを社会と共有・連携しながら実現させること」が求められます(中教審「学習指導要領の改善等答申」)。つまり、「変化の激しい社会」を想定した未来志向の学校改革の方向性を示す概念であり、また社会とのつながりを重視した学校経営の課題にも位置付けられます。 同時に、それは地域が学校に関わることを通して地域教育力の向上と持続可能な地域社会
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