小学校から高校まで地元大分県の公立校。塾に通ったこともない。そんな娘が米国の名門ハーバード大に合格できたのはなぜか。母親の廣津留真理さんによると、そのかぎは「家庭学習」にあるという。自身の経験に基づき主宰する英語教室で実践している独自の指導法から、子どものやる気を引き出す秘訣(ひけつ)まで聞きました。【聞き手・三木陽介】 ――どんな家庭学習をしていたのですか? ◆「リビング学習」です。娘は小さいころからリビングが学習の場でした。そのためにはいろんな「仕掛け」や「仕込み」が必要です。例えば、絵本を読む時。「さあ、読んであげるからこっちに来て」ではなく、リビングで勝手に親が読み出すんです。大事なのは楽しそうにすること。「何読んでるの?」って子どもが興味を示したら一緒に読めばいいんです。あるいはテーブルに絵本をさりげなく置いておいて、子どもが手に取ったら一緒にのぞいてみる。 ――娘さんが4歳で英
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