「部活動改革なくして働き方改革なし」変化は当然の流れ 学習院大学文学部で教えながら、「改革仕掛人」として部活動の現場を見つめ続ける長沼豊氏。昨今の動きについて「部活動改革なくして働き方改革なし。これは当然の流れです」と断言する。もはや教員による部活動指導の維持は限界を迎えているとし、メスを入れるべき問題点は大きく2つに分けられると説明した。 「問題の1つ目は、そもそも教員の残業を前提とした時間設計になっていることです。国は教員の残業の上限を月45時間としていますが、部活動ガイドラインのとおりにやったとしても、その時点で残業が44時間になる計算です。勤務時間の上限時間を超えずに部活動の指導をすることは、私はできるはずがないと思います。2つ目の問題は、過熱した部活動は子ども主体のものではないということ。勝利至上主義による軍隊式指導の部活動は、もはや教育活動ではありません。勝ち負けにこだわらず、
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