ちょうど1年前の2019年7月3日、岐阜市の一人の中学3年生が自ら命を絶ちました。 金銭の要求や暴力を受けていたほか、和式大便器の前で土下座させられるなど、学校でのいじめが原因と見られています。学校は、別の生徒からの訴えやアンケート調査などから、少なくとも2度SOSを受け取っていたにもかかわらず、有効な手立てを講じることはありませんでした。この市立中学校は、「実習校」と呼ばれる岐阜県独特の制度のモデル校のひとつで、数多くの教育実習生たちの育成に尽力し、研究発表なども熱心に行う学校として、知られていました。その反面、教職員は非常に多忙な日々であったことがわかっています。(参考:岐阜新聞2019年12月24日、朝日新聞2019年12月27日。) 実習校だからこういう事態になったとは言い切れませんし、多忙を言い訳にできる話でもないと思います。どこの学校でも起きうることかもしれません。ですが、いや