働き方の多様化やオンライン化が進み、「働く場所」の縛りがなくなる中で、地方へ移住する人の話をよく聞くようになった。 しかし、新しい土地で仕事を始めるのは、そう容易なことではない。出身地や好きな地域に移り住むとしても、仕事となれば別の話。慣れ親しんだ環境を離れることに不安を抱く人も多いだろう。 FISHERMAN JAPAN(フィッシャーマン・ジャパン)の安達日向子(あだち ひなこ)さんは、東京から宮城県の石巻へ移住して8年。水産業の未来をつくることをミッションに、地方でのプロジェクト推進にかかわり続けている。 副業やリモートワークなど、移住以外の選択肢も増える中で、地方とかかわって働く「関係人口」も増加しつつある。地方で仕事をする上で大切なポイントとは何なのか、実践者の安達さんに話を聞いた。