不確実性の高い環境のなかでも、自分のポジティブな感情を大切にして、仕事や日常生活におけるエンゲージメントを維持していくにはどうしたらよいのか。 日本におけるポジティブ心理学研究の第一人者である関西福祉科学大学心理科学部教授の島井哲志氏に、自己理解を深め、自身の性格的な強みをウェルビーイングやエンゲージメントの向上につなげていくためのヒントを語っていただいた。 ポジティブ心理学とは。人類に共通する「24の強み」 ポジティブ心理学とは、人間の幸せやウェルビーイング(持続的幸福)を科学的に研究する学問領域である。 不確実性の高い環境下でも前向きな気持ちで生きていくためのヒントとして、島井哲志氏が挙げる研究成果の一つが、人間一人ひとりが持つ「性格的な強み(キャラクター・ストレングス)」だ。米ミシガン大学心理学部教授のクリストファー・ピーターソン氏らを中心に2000年代初頭に始まった研究プロジェクト
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