■戸惑う企業 突然の休校に、戸惑いは教育現場を超えて広がる。足利銀行は子育て中の行員に、フレックス制度を使い柔軟に勤務するよう呼びかけた。「各現場で状況が異なり、一律の対応は難しい」(広報)のが実情だ。 国の休校要請に幼稚園や保育園は含まれず、宇都宮保育園(宇都宮市本丸町)も通常の保育を続ける。しかし、職員の中には小学校低学年の子供を持つ親もいる。海野仁昭園長は「保育を休むわけにはいかないが、職員のことも考えてあげないと。週明け以降の様子をみて対応を考えたい」と苦しげに語った。また、学童保育での感染リスク抑制へ、市町からは「共働きの家庭の児童に限り学校で過ごさせる」とのアイデアも出ている。