筆者が8年前、PTAの取材を始めるにあたって読んだ資料の一冊が、岸裕司さんの『学校を基地にお父さんのまちづくり』(太郎次郎社)でした。出版社が同じだったので、編集担当者が資料として差し入れてくれたのです(ちなみに最初に読んだのは作家・川端裕人さんの『PTA再活用論』でした)。 「これは楽しそうだなぁ」というのが、当時もいまも変わらない、この本の感想です。岸さんは1980年代後半から、千葉県習志野市立秋津小学校PTAにかかわり始めます(子どもたちに大人気だった用務員さんの失職がきっかけだったそうです)。規約改正などPTA改革を進めつつ、次第に地域住民も巻き込んで活動を広げていき、秋津小は「元祖コミュニティ・スクール」のひとつといわれるようになったのでした。 コミュニティ・スクールについては先日、三鷹市在住のCSマイスター(コミュニティ・スクール推進員)、四柳千夏子さんにもお話を聞かせてもらい
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