去年はECが席巻したが、今年は店舗販売を駆逐してしまうかも・・・・ほぼ一世紀に渡って流通の主役だった店舗販売が百年ぶりにECという通信販売に主役の座を奪われ、脇役に追いやられていく。 19世紀まで日常消費は棒手振りなど訪問販売が主流だったし、19世紀末から1910年代は日米欧ともカタログ通販の全盛期で、店舗販売が主流となったのは鉄道や乗用車が普及してチェーンストアが急成長した1920年代以降の"近代"の事。鉄道や乗用車という化石燃料依存の物理的移動手段が店舗販売の時代を築いたとしたら、電子情報ネットワークという非物理的通信手段がECの時代を築き店舗販売に取って代わるのは必然の理に見える。 そもそも"物理的移動手段"とは消費者側が店舗に出向き棚から欲しい商品をピッキングし持ち帰るという物流労働を負担する購入方法(セルフサービス)で、売る側が物流労働を負担する訪問販売や通信販売に較べて消費者の
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