日本維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は20日、「(首長の国会議員)兼職禁止規定が外れれば、次の参院選へ挑戦する」と述べた。 代表代行の橋下徹大阪市長も同日、「やるとすれば(松井幹事長と)1セットです」と語り、現在認められていない首長と国会議員との兼務が可能になった場合、橋下、松井両氏が来夏の参院選に出馬する意向を示した。ともに大阪市内で記者団に話した。 公職選挙法は、首長が現職のまま、国政選やほかの首長選などに立候補することを禁じており、首長と国会議員の兼務には法改正が必要だ。松井幹事長は「参院が衆院のカーボンコピーになっている現状では、何も決まらない」としたうえで、「現職首長が国政で議決権を持てるのはいいことだ。やれることすべてに挑戦したい」と話した。 橋下代表代行も19日、大阪府高槻市内での街頭演説で、「市長のまま国会議員になれるなら、挑戦したい」と語っていた。