小型無人機「ドローン」を使い、約1・2キロ離れた小中学校間で図書を運ぶ実証実験が11日、秋田県仙北市で行われる。 市によると全国初の実験で、広大な市域に点在する12校の小中学生に将来、他校にある読みたい本をドローンですぐに届けられるようにしたいとしている。 市の面積は、東京都の約半分にあたる約1100平方キロ。市には12校の間で蔵書を相互に取り寄せる仕組みがあるものの、教諭らが授業などで時間を割けないため、ほとんど機能していないという。 昨年8月に「地方創生特区」に指定された市は、遭難者の捜索などのためにドローンを活用することを国に提案。その一環として学校図書の空輸を発案し、国立研究開発法人「情報通信研究機構」(東京都)に実験への協力を求めた。
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