木原誠二官房副長官は22日のフジテレビの報道番組で、岸田文雄首相のウクライナ訪問について「しっかり検討はしていかなければいけない」との考えを示した。政府は現地の情勢や通常国会の審議の推移を見極めたうえで、ロシアのウクライナ侵攻から1年となる2月下旬を目安に、首都キーウ(キエフ)でゼレンスキー大統領との首脳会談をめざす。 木原氏は首相のウクライナ訪問について「具体的には何も決まっていない」としつつ、「G7の大きな議題の一つは間違いなくウクライナだ」と説明。5月に広島で主要7カ国首脳会議(G7サミット)が開かれることも念頭に、訪問を検討するとした。 首相官邸の複数の幹部によると、訪問はロシアの侵攻が始まった2月24日に向け検討する。国会で新年度予算案が審議されている最中となるため、週末などに合わせた短期間の日程で調整したい考えだ。戦況などに応じ、後ろ倒しも想定する。侵攻1年に合わせ、G7首脳と