映画『オッペンハイマー』での人類最初の核実験「トリニティ実験」のシーン - Universal Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ 映画『オッペンハイマー』(公開中)は、“原爆の父”と呼ばれた米物理学者ロバート・オッペンハイマーの物語を壮大なスリラーとして描いた作品だ。クリストファー・ノーラン監督は、人類最初の核実験「トリニティ実験」のシーンをCGショットゼロで作り上げてその模様を子細に見せるが、実際に原爆が落とされ、約21万人が亡くなったとされる広島と長崎の惨状は映さない。監督本人はその理由をどう説明しているのだろうか? 【画像】『オッペンハイマー』の役づくりで額を剃り上げたロバート・ダウニー・Jr 米公開時から批判の声も上がっていたその判断について、ノーラン監督は「この映画はオッペンハイマーの体験を主観的に描いている。それに厳格に固執することが、常にわた