番兵(ばんぺい、英: sentinel)は基地、野営地の出入りを警備する任務に就く兵士を指す。歩哨とも言う。 転じてプログラミング用語としては、データの終了を示すために配置される特殊なデータを指す。番人(ばんにん)とも言う。以下ではこの意味について示す。 実際にはこの用語は、微妙に異なる以下の2つの意味で使われる。 実データには出現しない、データの終了を表すための専用の値 入力データを処理するループの終了条件が複数ある場合に、条件判定の数を削減するために置くダミーのデータ 主に可変長データの終了を識別するために、終了を示す記号として予約された値。 番兵の具体例としては、LISPで無効値を示すNILや、C言語の文字列終端を示すヌル文字(\0)などがある。また、ポインタを扱う言語ではヌルポインタが定義されており、線形リストや木構造などの終端を示すために使われる。 番兵を含むデータを処理するプロ