本日未明、ついに「iOS 4」がリリースされた。iPhone OSから名称を変更、フォルダのサポートなど多くの新機能が搭載されている。なかでも注目度が高いのは、アプリを終了させることなく切り替えられる「マルチタスキング」だろう。 それにしてもこのマルチタスキング、誤解を受けそうな機能といえる。名前からすると、どうしてもモダンなOSのそれを連想してしまうが、実装の形態としてはだいぶ異なるからだ。 まず、前提条件として“iOSはそもそもマルチプロセス/マルチタスク対応”ということを認識しておきたい。iPhone OS 3.xのときも、Safariや電話(MobilePhone)はマルチタスクで動作していた。裏ではlaunchdやmediaserverdといったデーモンが複数稼働するマルチプロセスのOSであることも、SysStatsなどのアプリで確認できる。サードパーティー製品にはそのような振る