北朝鮮から来たとみられる木造船が着岸した北海道松前町沖の松前小島で、漁業者の小屋に置かれていたテレビや冷蔵庫などが無くなっていたことが、関係者への取材で分かった。船内からはテレビなど複数の家電製品が見つかっており、北海道警などが関連を慎重に調べている。 4日、第1管区海上保安本部や道警、松前町の漁業関係者らが島に上陸して調べたところ、小屋は鍵がこじ開けられ内部が荒らされていたという。島内からは船外機もなくなっていた。さらに、灯台近くにあるソーラーパネル4枚が、取り外された状態で島内の防波堤近くで見つかった。海保が9月22日に点検した時に異常はなかったという。 木造船は11月28日、松前小島に着岸しているのが見つかった。翌日、島の北東約13キロの海上で漂泊しているのを海保が発見。現在は、北海道・函館港外に曳航(えいこう)され、立ち入り検査が実施されている。乗組員の説明によると、北朝鮮国籍の1