29日の東京株式市場は、米株安や円高を受けてリスク回避の流れが強まり、日経平均株価は大きく下押す展開を余儀なくされた。 大引けの日経平均株価は前日比256円58銭安の1万9145円14銭と大幅続落。東証1部の売買高概算は22億4914万株、売買代金概算は2兆796億4000万円。値上がり銘柄数は342、対して値下がり銘柄数は1571、変わらずは90銘柄だった。 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが100ドルを超える下げをみせたことや、足もとのドル円相場が1ドル=116円台半ばまで円高が進んだことなどを受け、主力株中心に広範囲に売りが出た。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は前日時点で129%台と依然として過熱ゾーンにあり、年明けの波乱展開への警戒ムードも意識されるなか、利益確定を急ぐ動きが表面化した。日経平均株価は一時300円を超える下げで1万9000円トビ台まで売られる場