静岡県警刑事部長の伊藤博文警視正(58)が10日夜に自宅を出たまま連絡が取れなくなっていたが、県警は13日午前、静岡市葵区の山中で、伊藤警視正とみられる男性の遺体を見つけたと明らかにした。 伊藤警視正の自宅から約2キロ離れた賤機山(しずはたやま)で同日午前9時ごろ、崖下に転落している遺体を通行人が発見して119番通報した。 遺体は赤いジャンパーを着用しており、伊藤警視正が外出した当時の服装と一致している。首にはひもを巻き付けたような跡があり、県警は自殺の可能性が高いとみて調べている。 県警によると、伊藤警視正は10日午後5時20分に県警を退庁し、一度帰宅した後、同9時ごろに徒歩で自宅を出たとみられる。自宅には財布と公用・私用の携帯電話2台が残されており、置き手紙のようなものもなかった。 11日朝、伊藤警視正の妻が「今日は出勤できない。ちょっときてくれないか」と県警に連絡。県警では約60人態