(CNN) 米プロフットボールリーグ(NFL)がスポーツ用品メーカーのリーボックと結んでいる独占契約が反トラスト法(米国の独禁法)違反に当たるかどうかが争われた裁判で、米最高裁は24日、高裁の判決を覆してNFL側の訴えを退け、審理を下級審に差し戻す判決を言い渡した。 この裁判は、NFLがリーボックと独占契約を結んで各チームのロゴ入りグッズを一括製造・販売していることに対し、この契約のせいでチームとの個別交渉ができなくなったとして競合メーカーのアメリカン・ニードルが提訴。判決では裁判官の全員一致で同契約が反トラスト法に違反すると認定した。 米国の野球リーグは反トラスト法の適用を完全免除されており、裁判ではNFLにも同様の免除が認められるかどうかが争点となったが、判決ではNFLの知的財産のライセンス契約は反トラスト法の適用免除対象にはならないと判断。NFLは1つの企業体ではなく、32チームそれ