2021年5月4日のブックマーク (1件)

  • カビ対策、そして災害対策へ | 公益財団法人 文化財虫菌害研究所/文虫研

    眞野 節雄 東京都立中央図書館 私の勤務する東京都立中央図書館の資料保全室は,明治41年(1908)に開館した東京市立日比谷図書館の「製室」がその前身である。 その名が示すように,当初は専ら図書館や修理を行う部署であったが,都立図書館として資料保存全般に取組む必要を感じた館員たちの粘り強い働きかけもあって,平成10(1998)年に「東京都立図書館資料保存委員会」が設置され,「製室」は「資料保全室」と進化したわけである。それ以後,「資料保存計画」を策定し,その遂行を担っている。 試練に立たされたのは,『文化財の虫菌害』(No.74 2017.12)にも報告させていただいたカビの大量発生であろう。平成17(2005)年からの長い闘いである。 この経験で得た最大のものは,カビは多くの施設で発生しているが,ともすれば,管理能力・責任を問われ,「恥ずかしい」ことと思い,内々で何とかしようとす

    fedelini
    fedelini 2021/05/04