この夏、新型コロナ感染は拡大し、第9波となっている。 これまでの波で最多の感染者数になることが予想されるが、今年5月に感染症としての位置づけが2類相当から5類に変わり、学校での感染防止マニュアルも変更になったため、学校での感染拡大や学級閉鎖が止まらない事態になっている。 「ほとんどの人がマスクをしなくなったのにこの程度?」 と揶揄する人もいるようだが、現在、国民の抗体保有率が50%を超えると予想される中、感染者数は過去最大なのだから、やはりマスク着用率の低下を始めとした行動変容の与える影響が大きいのだろう。 子供は大人より重症化率は低いとされるが、それでも重症化する、あるいは死に至る懸念はあるし、学習障害を始めとしたコロナ後遺症(ロング・コヴィッド)を懸念する向きも多い。 最近、 「感染が拡大してもマスク再着用の機運が広まらず、学校に行かせるのが怖い」 という相談を受けるようになった。 2