本来ガラコは、車のガラスにコーティングの膜を張って、雨を弾いて視界を良好にするための商品です。実際にシャワーを掛けると、確かに車のフロントガラスにガラコを塗ったときのように、水滴を弾いてくれます。これで安心と思いきや、ガラコを塗っても鏡は曇ってしまいます。 撥水(はっすい)性のガラコは曇り止めに役立たないガラコは確かに水を弾きます。しかしそれは、雨のような大きい水滴が自重で落ちやすくなるだけであり、曇りの原因となる空気中の細かい水分が鏡についても、軽すぎて鏡にくっついたままとなってしまうため意味がありません。 ガラコは水を弾く「撥水性」の特徴を持っています。車に塗る場合は走っている最中に空気抵抗を受けるため、雨粒はフロントガラスの上の方に弾かれていきます。物理的な話をすれば、水滴の接地面積が小さくなるため、通常の状態よりも少ない力で水滴が移動すると言うことです。 同じように傘や靴にかける防