映画『シュレック』をご存じだろうか。見た目は恐ろしいが、心優しい怪物・シュレックが主人公の物語である。 その怪物の名を掲げ、格闘家・プロレスラーとして活躍する人物がいる。関根“シュレック”秀樹さんだ。 身長174センチ・体重113キロの肉体、ぎょろりとした眼差し、もじゃもじゃの髪の毛……まさにシュレックさながらのド迫力である。そんな彼は、警察官として20年以上働き、43歳にして格闘家へ転向した。47歳の今も現役である。安定したキャリアを捨て、無謀にも思える選択をした理由は何だったのか。 いじめっ子たちをやっつけたくて 関根さんは1973年、静岡県磐田市で生まれた。家から少し足を延ばせば山や川があり、自然のなかで遊ぶのが日課だった。 4歳のとき、川遊びに行った帰りに交通事故にあい、右足がちぎれかけるほどの重傷を負う。手術で何とかつながったものの、足はどす黒く変色。思いどおりに動かすこともでき
![43歳で警察官から格闘家になった"怪物"の現在](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4a39edcccbf549d29c0a8081c80673c36ed206dc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F9%2Fc%2F1200w%2Fimg_9ce68c0f0e142b95630cf33c20b15d7853235.jpg)