『週刊新潮』(3月31日号)のワイド特集で『WiLL』集団移籍の件が取り上げられた。入社3年目という若い記者が日曜夜、トツゼン自宅に来た。 きちんと説明したつもりだが、〈にわかに信じ難い説明〉と書かれ、ワック関係者なる人物のデタラメな話を長々と書き連ねている。 〈「社長が年齢も考慮して花田さんに『一線を退いて編集主幹の肩書では』と打診したところ、あくまで現場にこだわる彼が怒り出してしまった結果、こうなったのです」〉 これなど全く逆の話だ。 「このまま黙っていたら、南京大虐殺と同じことになる。きちんと発信した方がいい」 大先輩にこうアドバイスされたのでこの際、この移籍劇の真実を書いておくことにする。 始まりは2015年8月26日。 ワック(『WiLL』の版元)の鈴木隆一社長が、突然こんなことを言い出した。 「ハナダさんが私のストレスになっているので、ハナダチルドレン、部員と一緒にどこか別の出