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ブックマーク / piano-fire.hatenablog.jp (8)

  • それはなんか見落としてないか? と思うとき - ピアノ・ファイア

    「supercell(ryo)の楽曲はベタベタなJポップ」という批評の決まり文句を聞くたびに、 「それは確実に何かを見落としてそうだよね、なのに言ったもん勝ちの世界だよなー」 ……と、「新劇ヱヴァはウェルメイド」って言説に思うことと同じくらいの「足許のおぼついてなさ」を感じるのですが、どうなんでしょう。 違いのあるものを「同じ」って言ったり、同じものを「違う」って言ったりするのは良くあることですが、それだけにAとBを適当な印象でイコールで結びつける意見に対しては慎重になっておきたくなるんですよね。 「supercell」と「ベタベタなJポップ」が正真正銘、まったく同じものであり、そこからこぼれる「違い」が皆無なのだとしたら、その「同じ(違いのなさ)」はどこで証明するのさ? っていうですね。 違いがあるなら、その違いに気付くのが知性ってものじゃないの? って。 これはパクリ議論などにも繋がる

    それはなんか見落としてないか? と思うとき - ピアノ・ファイア
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    fenethtool 2010/02/20
    決めつけとか理解というのは、結局のところどのレベルで思考停止するかという話だからなあ
  • 最近読んでる本 - ピアノ・ファイア

    ふしぎ遊戯玄武開伝 9 (9) (フラワーコミックス) 渡瀬 悠宇 小学館 2008-09-26 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools翔んだカップル21 1 (1) (アクションコミックス) 柳沢 きみお 双葉社 2001-12 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools 委員長の秘メゴト 1 (1) (フラワーコミックス) 藍川 さき 小学館 2008-06-26 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools委員長の秘メゴト 2 (2) (フラワーコミックス) 藍川 さき 小学館 2008-09-26 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools BIOMEGA 5 (5) (ヤングジャンプコミックス) 弐瓶 勉 集英社 2008-09-19 売り上げランキング : Amaz

    最近読んでる本 - ピアノ・ファイア
  • 「悪意を憎め、悪意を恐れろ」/映画『ダークナイト』の好きなシーン - ピアノ・ファイア

    夏の映画は『崖の上のポニョ』、『ハムナプトラ3』、『劇場版 空の境界 第五章「矛盾螺旋」』、『スカイ・クロラ』、『ダークナイト』、『劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮編』などを観てきたのですが、中でも『ダークナイト』の好きなシーンについて語ってみます。 それは船の爆破スイッチを押さない選択をした、あのシーン。あの船のシーンです。あそこですよね、ダークナイトのクライマックスって? あの牢屋主みたいな黒人のおっさんは、自分が悪人だからこそ「悪意」というものが人間から遠ざけるべき「おぞましいもの」であることを知っていて、つまり罪を負っているからこそ高潔な精神を保っていたと言えます。 一方、無実の市民代表である白人のおっさんは、「自分が悪人になるのが怖い」という臆病さだけで押さなかったという程度の話で、まさしく「おぞましい」悪意を小市民的に代表しつつも、悪人にもなりきれない小心者っぷりが強調されて

    「悪意を憎め、悪意を恐れろ」/映画『ダークナイト』の好きなシーン - ピアノ・ファイア
  • ゼロ年代における「契約から再契約へ」の想像力 - ピアノ・ファイア

    お久しぶりです。 先週末は東京に出ていました。合計して27人との出会いがあり、七人の編集者さんと話しこんだり、小林尽に会ったりしていたのですが、このブログの更新再開一発目は、20日に催された「海燕オフ」発祥の「契約→再契約」の話をしたいと思います。 http://d.hatena.ne.jp/kaien/20080922/p1 あと、決断主義批判と「契約」「再契約」の話はおもしろかった。 くわしく語りはじめると長くなるので省略するけれど、2000年代以降のエンタメ作品では、『Fate』や『コードギアス』など、しばしば「契約」というモティーフが取り上げられる。 しかし、「契約」をあつかった物語では、かならず「再契約」が語られるものなんだ。という内容でした。 http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20080921/p3 こういう「構造の流れ」はどうもありそ

    ゼロ年代における「契約から再契約へ」の想像力 - ピアノ・ファイア
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    fenethtool 2008/09/24
    決断と再契約
  • 「クラリスにとってのルパン」という初恋の象徴 - ピアノ・ファイア

    これは、こないだ(五月頃)日テレ系でカリオストロの城をやってたのを観ながら考えていた「クラリス」の話です。 それを持ちネタとしてオフ会などで語ってみると、結構ウケが良かった(特に女性からの評判が良かった)ので、二ヶ月越しにエントリ化してみますという話。 ルパン三世 - カリオストロの城 モンキー・パンチ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2001-04-26 売り上げランキング : 1051 Amazonで詳しく見る by G-Tools クラリスのルパンへの思慕っていうのは奥が深いもんで。 以前、『Fate/stay night』における「凜→アーチャー」の関係(カップリングですね)を『Papa told me』の「娘→父」関係に喩えるという話があって、それは何を意味するかというと……、 間違いなく「初恋」ではあるけれど、相手の男は自分に手を出さない――、つまり男女関係に発展し

    「クラリスにとってのルパン」という初恋の象徴 - ピアノ・ファイア
  • 2005-03-03

    まぁ、大体の感想は結城さんがまとめてくれているのでそちらを参考に。 物足りなかった点といえば、読者層の話題には殆ど触れられなかった所かな。 ガンガンっていう雑誌の体質もそうだし作者が女性ってのもそうなんだけど、第一に「女にも男にも受け入れられる少年漫画である」っていう視点がごっそり抜けてたなあ。ジャンプ漫画だったら、そこだけで議論になるのに(聖闘士星矢の回とか)。 いや、夜話的な表現を借りれば、それだけ作者の「わかりやすい」漫画を描く力がズバ抜けている、ということなんでしょうけどね(ジェンダー云々の前に、猛烈にわかりやすい作風であれば性別を超えて読ませることができる、ということ)。でもどうせなら、ジャンプ的な「わかりやすさ」と、ハガレンの「わかりやすさ」の比較とかができれば面白かったんじゃないかと。 あんよさんの日記で少し話題になっていることですが、ちょっと自分の意見などを。 正直に言うと

    2005-03-03
  • 改めて、本田透『電波男』

    以前、『電波男』を紹介した時は殆どノーコメント状態だったので、チラシの裏ことmixi日記から書評を転載します。「既に読んだ人向け」の記事です。 『電波男』は、その内容のスケールが大きい為、基的に感想を書きにくいです。ぼくも暫くの間は感想を書きあぐねてました。 03月31日 俺と電波男 少しずつ『電波男』を落ち着いて考えられるようになってきたので、踏み込んだ文章を書いてみることにする。 前半は『電波男』を冷静に読み込む為のテキストであるし、後半はぼくの自分語りになる。 ■ 『電波男』のテーマは「萌え」と「恋愛」であり題材は「ギャルゲー」であるのだが、根底的なテーマは「物質世界と精神世界の融合」であるように思えた。 だからオビの「現実に用は無い」というキャッチフレーズは、実は間違ったものとして受け止めなければならない。 物質世界と精神世界は、両方「一人の人間にとっては現実」だからだ。『電波

    改めて、本田透『電波男』
  • 2007-06-18

    S-Fマガジン 2007年 07月号 [雑誌] 早川書房 2007-05-25 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools 今にわかに話題の、宇野常寛「ゼロ年代の想像力」を読了。こういう波風を立てる人が出てくること自体はいいことですね。 紙幅の関係で書ききれなかった部分かもしれないので、現時点では余計なツッコミにもなりえますが、あえて少しツッコミを入れてみます。 エヴァンゲリオンを「引きこもりモノ」と呼んで「生き残りモノ(=決断主義)」の反対に置くのは不完全な対置で、あの「アスカ復活」を無視していることになると思います。 シンジも最初は、目の前で倒れるレイを見て「逃げちゃダメだ」を連呼し、エヴァに乗り、「男の戰い」を演じ、でも最後はエヴァに乗らなくなる。 ここだけ見ると確かに「引きこもりモノ」ですが、一方アスカは「死ぬのはイヤ」を連呼し(シンジとの対比ですね)、

    2007-06-18
    fenethtool
    fenethtool 2007/10/31
    「俺は俺だ!」「少年はヒーローを目指すが、目指したヒーローそのものにはならない」というのは、少年漫画マインドにおける基本中の基本と言っても良く、確かにそれは時代に応じて
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