10日午前、ロサンゼルス空港に到着した三浦和義元社長。左はロス市警のリック・ジャクソン捜査官(代表撮影・共同) 【ロサンゼルス=松尾理也】ロス疑惑銃撃事件で、米自治領サイパンで逮捕され、米ロサンゼルスに移送、勾留(こうりゅう)されていた元会社社長、三浦和義容疑者(61)=日本で無罪確定=が10日午後10時(日本時間11日午後2時)ごろ、ロス市警本部の留置施設で首をつって自殺した。元社長の死亡で、訴追手続きは停止される見込み。事件から27年、世間を震撼(しんかん)させた「ロス疑惑」は、事件発生地で三浦元社長が自殺する衝撃の結末を迎えた。 関係者によると、三浦元社長は留置施設内で、Tシャツで首をつっており、搬送先の病院で死亡が確認されたという。 三浦元社長は10日にサイパンから移送されたばかりだった。弁護人のゲラゴス氏は11日、AP通信に「ショックだ。(三浦元社長の)精神状態は良さそうだった。